YUKI IKEBANA in Paris "Ritz Project" Digest Report

9 October 2003 at Ritz Club, Hotel Ritz


Ritz Project概略

日本人は既成概念を通していけ花を観賞していないだろうか?その既成概念によっていけ花への距離を遠ざけていることはないだろうか。作法があって難儀そうだ、型に押し込めるのは堅苦しそうだそんな既成概念のないいけ花というものを知らない人達にはどう映るのか?私の花に何かを感じてもらえることができるのか?

そんな想いから始まったParis発表第二弾。”Parinsの宵”をテーマにした画家のTylek & Tylecek夫妻の新作品発表でのコラーボレーション。

Hotel RitzにあるRitzclubでの濃厚な空間での発表となった。ムーラン・ルージュの踊り子を主に描いたMr.Tylek氏の新作に沿って「女性の一生」として年代毎に6点の作品を構成した。今回の再渡仏に関してはかなり迷いがありました。

* 先立つもののやりくり
* 8月中旬の現地スタッフのキャンセル
* 花だい・ギャラ交渉の不成立

迷いをなんとかもみ消したのは8月下旬。発表できる場を得られたことを前向きにとらえ「実力はあってもチャンスに恵まれないよりも実力が足らなくともチャンスに恵まれた以上 それを生かす努力をしたい」と。いけこみ当日は心静かにはじめることができ最初の「60代」を仕上げてからは俄然楽しくなりました。こうなるともう 花台・ギャラがでなかったことは忘れてしまいます。今回もう一段を上ったことは 今後への自信につながりました。そして 静かに次の機会へと力を貯めていきたいと思います。

日頃からご指導いただいている先生方、迷っている時 背中を押してくださった方、現地スタッフ探しにご協力いただいた方、メールやファックスで励ましてくださった方、ご後援いただいた方、現地でご協力いただいた方、皆さまに心から感謝いたします。

ゆき

10月8日
Hotel Ritzにあるギャラリーで絵に囲まれてのいけ込み

今回のいけ花テーマは「女性の一生」
「表と裏 -60代-」
Tylek氏の新作「ムーラン・ルージュ」を背景に
花材:枯れ向日葵、松ぼっくり、鶏頭、羊歯

The theme seriese is "The Life of Female"
"On the Stage and the Back -60s-"
Dry Sunflower, Pine cone, Cockscomb, BigFern


上:「母性 -40代-
花材:紐鶏頭、山ごぼう / 花器:片山雅美氏
"Maternity -40s-"
Amaranthus, Inkbery / Vase: Masami Katayama

下:「自立 -30代-」
花材:波布草、ほおずき
"Independent -30s-"
Cassia torosa, Chinese Lantern Plant

写真日記


10月2日
滞在必須アイテムのミネラルウォーター。ボトルデザインもなんか洒落てる。


10月3日
前回行った蘭の栽培園に行ってきた。写真はBercy公園内にある園芸店で上:鬼罌粟の実、下:珍しいことにアンスの中にアンスが奇形している。

10月4日
今回のアパルトマンは街中にあり、京都でいえば東山三条といったところか、ちょっと歩けば美術館、公園、繁華街がある。午前中にルーブル美術館からチュイルリー公園を30分だけ早歩きの散歩をする日本人、アメリカ人、ドイツ人の観光客が多い、多い、多い。

10月5日
ロダン美術館へ散歩して、一緒に取り合わせを考える。誰と一緒に考える?って「考える人」と

10月8日
昨日、特売で鰯を買った 200gがE0.61(90円弱)。世界中で鰯は庶民の味方。今はまだワインも飲まず、牡蠣も食べていない。

右:今日の朝食(オムレツ・シュリンプカクテル・ラディッシュ・クロワッサン)

10月10日
お気に入りの花器が真っ二つ…。徹花後、一気にシャーベット500ml一箱を食べ、19時から12時間眠り続けました。

10月12日
今日はお天気もよく、並ぶの覚悟でリュクサンブール美術館。Botticelli展を観にいきました。待つこと1時間半、鑑賞20分で締めてE9美術館まで往復4kmのお散歩の最後にPalais Royalの噴水で日向ぼっこして帰りました。

10月13日
Palais Royalの花壇にはなんと朝顔が